JASRACの必要性と音楽教室から著作権料を徴収することの問題点

時事

JASRACについては音楽教室から著作権料を徴収することを決めるなど、近年はその強引なやり方が問題視されネットを中心に批判が起こっています。Googleのサジェストやネットではしばしば「カスラック」、「やくざ」などといった言葉を見かけます。

今回はJASRACの必要性と音楽教室からお金を徴収することの問題点、そしてこれからJASARACがどうすれば良いのかについて書いていきます。

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JASRACは必要なのか

まずJASRACは著作権保護の必要性に対し、このような意見を述べています。

著作物は自然に生まれるものではなく、作詞者や作曲者をはじめ、それぞれの著作者たちが労力をかけて創作するものです。著作者にとって、多くの人に自分の作品を楽しんでもらうことは喜びであり、新たな作品を創作する励みにもなります。同時に、創作した著作物が利用されるときに正当な対価を得られることも、創作に携わる人たちの創作活動や暮らしを支えるためにとても大切です。また、次の世代が創作を志すインセンティブともなります。

つまり、アーティストが良い曲を作り、消費者が対価としてアーティストに対しお金を払うことで創作活動を応援し、それが次の作品につながるということですね。

これはその通りだと思いますし、それを円滑にすすめるJASRACのような団体は必要だということもわかります。このことに反対する人は殆ど居ないでしょう。自分が好きなアーティストを応援できるのですから。

著作権を保護することの大切さは分かってもらえたと思います。ではJASRACそのものは必要なのでしょうか。

JASRACは「著作権を守ることが次の世代が創作を志す動機になる」と述べています。しかし、現実の邦楽は衰退の一途を辿っています。もちろん、原因は様々ですが、これはJASRACの活動が次の世代を担うアーティストの支えになっていないということではないでしょうか。

JASRACそのものの必要性については疑問が残ります。

 

JASRACが音楽教室から著作権を徴収することの問題点

JASRACは来年1月から音楽教室から受講料金の2.5%を徴収することを決めました。「演奏権」を法的根拠にしているようです。

著作者は、その著作物を、公衆に直接見せ又は聞かせることを目的として上演し、又は演奏する権利を専有する。

しかし、音楽教室は曲を見せたり、聞かせたりすることを目的として演奏しているのでしょうか?

私は音楽教室の目的は演奏技術を受講者に教えることで、曲を演奏することは手段に過ぎ無いと考えています。JASRACは解釈次第で問題ないと考えているのでしょうが、私のように法律から疎い人間からすればこういったやり方は強引に見えますし、自分の首を絞めているように思えます。

問題点はそれだけではありません。徴収したお金をどうやって著作者、つまりアーティストたちに還元するでしょうか。徴収されたお金がしっかりとアーティストたちに渡っているのであれば批判する人も随分と減るはずです。ですが、そうでないなら話は別で、批判されて当然ですよね。

受講料の2.5%ということなので、「誰の曲が何回使用されているのか」ということは関係ないということです。このシステムで公正に分配できるのでしょうか。

そして、この件はアーティスト達からも批判されているということも重要です。JASRACは著作権を守っているわけですから、本来であればアーティストは擁護するはずです。

自分たちが守っているはずのアーティスト達からですら支持を得ることができないような活動が他の人間から支持を得ることができないのは当然です。

 

JASRACはどうすれば良いのか

まずはお金の流れを明確にすることです。今のJASRACは不透明で本当にアーティスト達に還元できているのか外からでは分かりません。そんな状態でお金だけ回収しますというのは虫が良すぎますよね。

2つ目は玉井克哉氏に対し、JASRACの件に関するツイートを辞めてもらい、JASRACが公式にSNSアカウントを用意することです。

音楽教室の件で玉井氏のツイートを拝見しましたが、自分たちの考えが理解されないあまりに不用意に敵を作っているという印象を受けました。そして、個人のアカウントということで仕方ない部分もありますが、軽率なツイートが多々ありました。

ツイートの一つに、全国展開して多額の利益を上げているから著作権を徴収すると受け取れるようなものがありました。だから個人でやっているような零細からは取らないと。

これでは「演奏権」に基づいてというよりも、ただ単にお金がほしいからだと思われてしまいます。JASRACは自分たちが音楽業界に対しどれだけ貢献しているかをアピールするのではなく、周りからどう思われているか”客観的”に分析したほうが良いでしょう

 

最後に

例え音楽教室の件でJASRAC側の主張が認められたとしても、世間の風当たりは今後ますます強くなっていくでしょう。そして、JASRAC側の発言を見ていると考え方や活動は今後も変わるとは思えません。このような団体に正義は無いと思います。

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